〆張鶴(しめはりつる)
宮尾酒造株式会社
〒958-0873 新潟県村上市上片町5-15
TEL 0254-52-5181 FAX 0254-53-1433

■ 酒 紹介 ■

〆張鶴 大吟醸金ラベル

吟醸酒吟撰 〆張鶴

純米吟醸 〆張鶴 純

特別本醸造 〆張鶴 雪

■ 蔵 紹介 ■

長い歴史に育まれて、人をやさしくする空気がただよう

蔵の奥深く、感謝の心で大切に保存されている

鮭料理と似合う気品ある味わい
 全国各地を見渡して、郷土に誇るべきものの多いのが城下町である。町並み、祭り、文化的史跡をはじめ和菓子や加工食品が誇りとなり、その中に必ずといってよいほど酒が加わっている。
  酒は城下町の暮らしに欠かす事のできないものであり、その町の食べ物をより美味しくする調味料であったといってもいいだろう。
  「〆張鶴」の町・村上市は、城下町の風情を今も色濃く残し、町屋造りの家並みや多くの史跡めぐりが楽しめる町であるとともに、市外北部を流れる三面川を遡る鮭で有名な町でもある。
  鮭を素材とする郷土料理が発達し、酒はその味わいをより深める味へと造られていったに違いない。
  「〆張鶴」を味わってみる。含んだ瞬間は辛口の酒と思う。続いて飲み込んで3秒もすると辛い中から旨味が伝わってくる。飲むほどにスッキリと旨い、単なる淡麗辛口ではない理想的な新潟酒が実現されている。
  鮭料理と似合う酒造りが生み出した、武家の誇りと気品を文化的風土としてもつ、村上市ならではの地酒なのだ。

純米酒時代の先駆けの蔵
 ひたむきに本物の酒造りに励む蔵の伝統は、昭和40年代当初から全国の酒蔵に先んじて純米酒造りに取り組ませた。生まれた酒「〆張鶴 純」は関係者を驚かす味をもち、今では全国どの蔵でも造っている純米酒時代の先駆けとなったのである。
  先代のこんな姿を見てきた現社長・10代目宮尾行男氏は「うちの酒は代々受け継がれてきたもので、特に私が何をしていることもないのですよ。旨さがあって飲み飽きしない味が実現できていればいいのですが」と、謙虚この上もない。
  味に確信をもちながらも口に出してまで言わないのは、村上市民がもつ武家文化の誇りがそうさせるのかも知れない。
  地元農協の営農指導員と協力し、五百万石の改良に心を配り、万石を超える大きな蔵でありながら、平均精米率が54%を切るという酒質へのこだわりが社長の中に固くあるからこそ、「〆張鶴」は全国的人気を維持し続けているのである。 流通にもこだわりをもち、飲み手に届くまでが蔵の責任で、造り手の見える形で酒を手にしていただきたいからと、問屋経由はなく、すべて契約の小売店で販売している。

文化的土壌が〆張鶴を生む
 蔵を案内いただいた。今も地元の人々が訪れる店頭は、大きな蔵というよりも温かさ漂う酒屋という印象である。奥に長い建物はきれいに保たれて蔵人の心配りをうかがわせる。
 1つの蔵の中に入るとそこには昔の酒造り道具の数々が並べられ、壁に数点の油絵と書が掲げられていた。聞けば油絵は先代の社長、書は先代社長夫人の作品だとのこと。
  油絵は対象となるものは舟や花であるが、表現は精神の存在を深く感じさせる抽象性に満ち、書は流れる墨黒のリズムと余白のバランスが心地よく、思わず美術館気分で時間を過ごしてしまった。
  宮尾酒造、宮尾行男社長に連綿と流れる文化的土壌の豊かさを見せつけられた気がし、「〆張鶴」のもつ奥行きの源を発見した喜びに浸ったひと時だった。

■ ふるさと自慢 ■

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