北の庄(きたのしょう)
舟木酒造合資会社
〒910-0802 福井県福井市大和田町46-3-1
TEL 0776-54-2323 FAX 0776-54-6623
funasuzo@quartz.ocn.ne.jp

■ 酒 紹介 ■

北の庄 大吟醸
大吟匠

北の庄 純米大吟醸
大吟望

北の庄
減農薬栽培米使用純米

北の庄
純米吟醸 醇吟

■ 蔵 紹介 ■

玄関の門は昭和23年、福井大震災の後に再建。
苔むした庭園は昔ながらの塀垣に囲まれ、旧家の趣を漂わせる

ほとんどの銘柄に独自の蔵内酵母「北の庄酵母」を使用

酒造りに妥協はない
 「納得できない酒は出さない」
 「自分がうまいと思わない酒は出さない」
  舟木酒造の専務、舟木脩氏の口からは、何度もそんな言葉が繰り返された。
  創業は慶応2年(1866)。代々の当主が『舟木三右衛門』を襲名する、伝統ある酒蔵。福井市東部、肥沃な福井平野の真中に位置し、九頭竜川の水と良質米という造りに最適の環境を得て、その伝統は築かれた。脩氏は5代目に当たる。子息であり、次期蔵元であり、蔵の独自性を生んだキーマンでもある。その人が熱心に語り続けるのだ。
  「自信をもって売れる酒しか出さない」と。幾度となく繰り返されるこの言葉を聞けば、この蔵が醸す酒の味を、誰もが期待と共に想像するに違いない。

研究を惜しまぬ品質本位の姿勢
 その北の庄の味わいは、五味のバランスのよさ、華美に過ぎず品のよい香り、すっきりした後味とまろやかな口当たりで定評がある。「いわゆる旨口の酒、もう1杯飲みたいと思わせる、飲み飽きしない酒を目指しています。そのためには、妥協を許さないことです」。脩氏が口許を引き締めて語るその言葉に、嘘はないだろう。舟木酒造の蔵元は代々、設備や技術の研究に励み、品質本位の姿勢を貫いてきた。現在の蔵元、三右衛門氏は、まだ吟醸酒ブームが起こる以前に、県内で初めて吟醸造りに取り組んで同業者を驚かせている。前述でキーマンと呼んだ脩氏も、大学で化学を学んだ後に酒造の世界に入り、独力でバイオの研究を重ねた。その結果誕生した蔵内酵母「北の庄酵母」は、ほのかな香りと後味の丸さがことに純米酒に適し、“純米酒なら北の庄”の定評と蔵のオリジナリティを決定づけている。
  原料米にもこだわり、平成7年から地元で有機米、減農薬米作りに着手。篤農家の協力で酒造好適米の1種、神力の復活に尽力した。断っておくが、舟木酒造は大手蔵と呼べるほどの規模ではない。むしろ中小の部類に入る蔵でありながら、投資やリスクを恐れず、常に前向きに努力する姿は、見事というほかない。

長く愛される健康志向の酒を
 こんな研究熱心な蔵から、個性ある酒ができるのは当然のことで、商品ラインナップも実におもしろい。先に述べた低農薬米や有機米を使った純米酒はもちろんのこと、蔵の杜氏である藤原勝幸氏が南部の流儀で仕込んだ純米大吟醸は、「藤原勝幸」の名をそのまま名付けて大人気を博している。他にも、大吟醸同様に米を磨き、低温長期発酵させた極上純米吟醸「藤島郷」、斗瓶囲みとした特別仕込み酒の「大吟たくみ」など、ユニークな発想の酒がこれでもかとばかりに並ぶ。
  蔵の次代を担う脩氏は、業界の未来を見据えてこう結んだ。
  「厳しい時代ですが、ダメだからとあきらめてはおしまい。うちは、いいといわれることには何でも挑戦してみて、小さな蔵なりの活路を見出してきました。今後もそんな努力を重ねて、長く愛される健康志向の酒、個性のある酒を発信していきたいですね」。
  伝統の看板を守る使命が、試行錯誤の末にたどり着かせた境地であろう。

■ ふるさと自慢 ■

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