黒龍(こくりゅう)
黒龍酒造株式会社
〒910-1133 福井県吉田郡松岡町春日1-38
TEL 0776-61-0038 FAX 0776-61-1279
http://www.kokuryu.co.jp
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■ 酒 紹介 ■

黒龍 石田屋

黒龍 大吟醸 龍

黒龍 特撰吟醸

黒龍 純米吟醸

■ 蔵 紹介 ■

凛とした冬の冷気のなか、
黒龍ならではの深い味わいが醸されてゆく

日本の伝統文化への思いは、
この布ラベルにも込められている

黒き龍の優しき水
 「黒龍」の名は、九頭竜川のかつての呼び名、黒龍川に由来する。天を駆け地をうねる黒き龍のごとく氾濫を繰り返した川である。ところが、その伏流水で造った酒のなんと豊かでまろやかな味わいか。荒ぶる龍の内に秘められた水は、名とは裏腹に優しい。「この水でなければ、うちの酒はできなかったでしょう。上流の地質や植生によるのでしょうが、この天からの授かり物を最高に生かすことが、この地で黒龍と名乗る蔵の天命かもしれません」と水野正人社長は語る。
  霊峰白山と奥越の山々に源を発した九頭竜川は、雪解け水を集めて地表と地中を流れる。その中流域に位置し、江戸時代には酒造りが藩の奨励産業に、明治時代には16軒もの酒蔵が栄えた酒どころ松岡町で、黒龍酒造のおよそ200年の歴史は刻まれてきた。

伝統を貫く技 伝統に遊ぶ心
 使用する酵母は、蔵で保存している自社培養酵母である。その性格を熟知した杜氏が年ごとの米に合わせて、ゆっくりと低温で育てている。また、酒造りで最も大切とされる工程が麹造りだが、この蔵では5つの麹室を使用する。普通は多くても2つ程度だが、商品の特長別に麹を仕込むことで、それぞれの個性を丁寧に育てているのだ。酒質や、仕込みに関するデータ管理などにはコンピュータを導入しているが、しかし心を尽した手造りがあくまでも基本。姿勢は今後も崩さないという。
  「薬師寺を再建した宮大工に西岡常一氏がおられましたが、酒造りにも、木と伝統技法を大切にする氏の“ものづくりの心”に共通するものがあります。日本の伝統文化の特長といいますか、長年磨かれてきた巧みな技は、代用のしようがないものばかりです。人間の五感に支えられ経験に蓄積された技術ですからね、非常に人間性にも富むものといえるでしょう」と社長。自ら見つけてきたという江戸時代の藍染め布をテーブルに広げ、こう続けた。「決して豪華なものではなく、暮らしと密着した布ですが、こういった中にも織りや染め、デザインの優れた技術が残っており、1つ1つが大切にすべき文化なんです」。その柄は特撰吟醸の布ラベルに、また本醸造酒にも伝統柄の布ラベルが用いられ、いずれも“つうの酒”にマッチした風合いで瓶の中身を語っている。

自信のもてる量に精魂を込めて
 昭和50年、全国で初めて独自の長期熟成方法による大吟醸酒を商品化し、大吟醸ブームの火付け役となった蔵だが、現在もその人気は衰えを見せない。「幻の酒」と呼ばれ何年か先まで待たなければ入手できないもの、毎月一定本数を全国各地の信頼できる酒販店のみに届けるというものなど、なかなか入手困難な状況は続いている。それは黒龍酒造の決して望むものではないが、手造りゆえの量の制約がどうしてもある。自信のもてる酒造りの限界を越えることはしないという。確かに、目の届く範囲、手のかけられる範囲から出て、大量に造れば今までの味とは違ったものになってしまうだろう。しかし、きっとこの蔵は、どんな時代であっても、日本酒文化の神髄をきっと守り通してくれるに違いない。やはり逢える日を楽しみに待つしかないのである。ああ「幻の酒」よ、その味わいよ、永遠なれ。

■ ふるさと自慢 ■

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